大作ファンタジーに飢えていたときにちょうど配信された話題作「狐妖小红娘·月红篇」。龚俊の古装、久しぶりに見たけど相変わらずイケ散らかしてた…予告編だけでもワクワクさせてくれた…。てことで、最終回を見終わったいま、ネタバレありまくり感想書いてみた。ちなみに私はアニメ未視聴、最終回のネタバレもがっつりあるのでご注意ください…。(※6/16番外編について追記あり)
狐妖小红娘·月红篇(全36話+番外編)
※邦題:恋狐妖伝~ファースト・ラブ~
男主…龚俊
女主…杨幂
- 主CPも他のCPも全員、顔面偏差値トップクラスの美男美女
- 主役級クラスを揃えた豪華な俳優陣
- XR技術を駆使した映像が美しく、人物との融合も自然
- 男主がイケメン・優しい・明るい・一途・健気・可愛い・努力家・前向き・勇敢・献身的・頼りになる…つまり完美←
- 敵がめっっちゃしぶとい
- 主CPよりサブCPに萌え散らかした←
- 主CPがずっと姉弟に見えていた…が、29話あたりから少しだけ男女の仲に見えてきた←遅w
- 消化不良、理解不足のところ多々あり←
- 流血場面多し
- ラストバトルが意外にあっさり終了w
- 期待値が高すぎて、ハードルを上げすぎたのかも。アニメ未視聴なのもあって内容を理解しきれず、いまいちハマりきれなかった…(涙)
- 最終回の配信前、(ちゃんと話をまとめられるかな…大丈夫かな…)と、凄く不安になったドラマ。本編最終回の結末…これはハッピーエンド…なの…?(困惑)アナザーユニバース的な…
- 番外編はみるべし(本編で得られなかった多幸感w)
眉目秀麗の豪華キャストの皆さん…
【イケメン男性陣が皆良い子たちなのがたまらん】
龚俊、魏哲鸣、杨仕泽、茅子俊、张凌赫…今をときめくイケメン俳優陣。彼らが演じるキャラクター全員、心根が優しくて良い子達なんや…。
男主・东方月初(龚俊)…お茶目で可愛くて笑顔が可愛くていつも一生懸命なのが可愛い(とどのつまり可愛いの権化w)…美味しいものを女主のために準備したり、命懸けで女主を守ったり、フラれても女主の夢を一緒に叶える為に修練に励んでたり…もうめちゃくちゃええ子やないか…女主のために体をはっていつも血だらけ、なのに女主が男主に対して氷のごとき冷たい態度・言動なのが納得できない…こんなに良い子なのに…tell me why…
三少(魏哲鸣)…冷静沈着、道理がわかり有能…、いつの間にか涂山の相談役ポジションにおさまってるイケメン…皆、困ったときは三少に相談!みたいな感じになってるやん…頼りになる男だぜ…めちゃ強いし…女主にもちょうど良い塩梅の言い方で直言できるし…苦言もきちんと口にする出来る男…好き…
石宽(杨仕泽)…口下手だけど、公主のためにただひたすらに尽くす忠犬妖衛…自分の立場をしっかり弁えてるから、自分の想いは公主に伝えることはしない…でも悪の誘惑には絶対屈しない心の強さよ…顔だけじゃなく心もイケメンやないか…
颜如山(茅子俊)…外見コンプレックスに長年苦しんできた子…チャラいように見えるけど、初めて自分の内面を好きになってくれた女子のためなら、自分はどんな目に遭っても構わないその健気さよ…彼女の姿を見られる雪山でひとりで服役中の姿に泣けるよう…まじイケメンです…
胡尾生(张凌赫)…今までひとりで生きてきて誰にも気にかけてもらえずパワーも少ないせいか、自己肯定感が低い食いしん坊イケメン…ちょっと優しくされただけで(しかも騙されてたのに)好きになっちゃうチョロい子…いやお人好しすぎるやろ…可愛い好き…もっと愛でていたかったのに…出番少ないのがざんねん…
↑これめちゃ可愛いんですけどwwww
【群像劇の取り扱いは難しい】
複数の登場人物、複数の視点で事件や出来事が描かれていく群像劇。多様なキャラクターがいて多様な価値観、行動を繰り広げることで物語にスケール感が出るのがメリットだけど、反面、話がとっ散らかしがちになるので、きちんと物語の交通整理を行って、わかりにくさを出来るだけ排除する必要あり。
「狐妖小红娘·月红篇」の場合、物語の交通整理がちょっとうまくできていないような印象を受けた。ドラマの視聴者ターゲット=原作を知っていること前提で作っているのかな…説明が省略されている箇所が複数あって、消化不良感が否めず、ドラマの世界観に入り込むことができなかった。アニメ未視聴の人間にも親切な実写化をお願いしたい…。あーあ、あんなに豪華俳優陣なのに…惜しい…。
★説明不足その①・苦情树の設定
後出し後出しで、ちょいちょい苦情树に関する新情報がポロポロ出てくるから「この木は一体なんなんだ…?他にどんな役割があるんだろ??」と不思議でしょうがない。百年に一度のレアもの縁結びイベントだけを取り扱いしてるのかと思いきや、個人の縁結びも受け付けてるし、空から縁結びの指令書とか出てくるし、女主がしれっと新情報をぶっこんでくるし…。
アニメ版の邦題が「縁結びの妖狐ちゃん」だし、このドラマの主題は「縁結び」。その縁結びの根幹となる苦情树の役割がわかりにくいのは致命的な気がする。出来れば、1話の時点でナレーションとかで苦情树に関する詳細な説明をお願いしたい…。
★説明不足その②・东方家の血の秘密
絶対的ピンチに陥った女主を助けるため、男主が、自らの血がついた唇で女主にキスしてパワーを分け与える場面。
見せ場だと思われるが、肝心の女主の手の位置が血らしき赤いもやもやしたやつに隠されてよくわからんかった…。何故隠す…?規制かな。知らんけど。事が終わった後に男主を診た女医さんの台詞から推察するに、心臓の血を女主に与えたらしい。女主の手で男主の心臓付近を貫かせたということ??で、その心臓の血が男主の唇に逆流してきて、女主にキスして、パワーアップさせたのかな。东方一族の心臓の血は妖をパワーアップさせますということでOK??名場面なはずなのに、(何してるん…?)とその意味がよくわからなかった…置いてきぼり感半端ないっす。理解力低いと名場面を堪能できない…ぴえん。
★説明不足その③・12話すべて
12話の話の流れが飛び飛びすぎて、私の頭ではどうにも理解しきれず、モヤモヤが残る回になっている…。
≪12話の流れ≫
男主と公主が偽装結婚により极阴之石のある宗祠に行くが、石をとる際に危険を伴うことがわかる。男主が公主を突き飛ばして宗祠の外へと出し、扉を閉め、石を自分ひとりの力で手に入れようとする。男主は女主に向けて伝言の蝶を飛ばし、受け取った女主は結婚の真相を知ることとなる。建物崩落の音を聞き、男主の危険を察知した女主が、突如として流れ出した公主の状況説明のナレーションとともに、廃墟と化した宮廷の中、男主を捜索する。ほどなく瓦礫の中で横たわる男主を女主が見つける。画面が切り替わり、石姬と戦う石宽のところに、石を手にした公主があらわれる。
≪カットされたであろうと推測できる場面≫
①男主が石をゲットし、それと同時に周囲の建物が崩れ落ちて瓦礫となる場面
②公主が女主のもとへ行き、男主を助けるよう直接頼む場面
③三少、雅雅、过过の動向
~公主のナレーションの謎~
男主を捜しに行く女主の背後で、突如として流れる公主のナレーション…何回聞いてもよく意味がわかんないw
≪公主のナレーション≫
宗祠即将坍塌之时 极阴之石飞出
月初公子将我推了出来 自己却困在了里面
※日本語AI字幕↓
祖霊殿が崩壊しかけたときだった、陰石が飛び出した。月初さんは私を押し出した、しかし、彼は中に閉じ込められている。
このナレーション…男主が石を取ろうとした瞬間、画面が真っ白になった後の出来事(映像化されていないところ)の説明をしているということ??
でも、男主が公主を宗祠から押し出して中にひとりで閉じこもったのは、石をゲットする前よね?祠が崩壊するとき石が飛び出して男主が公主を押し出して男主が祠に閉じ込められたって、どういうこと?時系列がおかしいような…意味わからん…。
で、結局、公主のナレーションが流れている時点において、石はどこに…?誰が持ってるの…??
公主のナレーションが突然すぎるし、そのナレーション内容がざっくりすぎるし、公主と女主の会話シーンもないし、肝心の石の入手場面もないし、公主がいつのまにか石を持ってるし、そこに至るまでの状況説明場面が省略されすぎてて、ほんまによくわからん(涙)私だけ…?理解できていなくてモヤモヤしているのは…。細かいとこが気になってしまう…
個人的には、男主が石をゲットした瞬間をちゃんと映像化して欲しかった…
ちなみに男主は30話で一气盟の新任盟主となる為、盟主令という重要アイテムを「盟主令獲ったどー!」的なドヤ顔でゲットしている。(あのドヤ顔可愛いかったw)
ここは是非とも、男主の初めての「石獲ったどー!」な場面も映像化して欲しかった…。結局どんな方法で獲ったのか謎だし…。
★説明不足その④・女主の人物設定と男主への恋情
主CPの間の関係性だけど、ずっとずーーーっと、男主が女主に片想いしてる感じに見える…両想いになった後ですら。カップル感の不足ってやつ…。
~男主と女主の、お互いへの想いの重さの比較~
※あくまで私の主観なのであしからず
●物語序盤
女主→♡←←←←←←←←←男主
男主が女主に好き好きアピールしているのが健気
●男主×公主の偽装結婚後
女主→→♡←←←←←←←←←男主
他の人に奪われそうになって初めて、女主が気持ちを自覚した感じ。でもまだまだ男主のほうが気持ちが重い
●女主、男主のことだけ記憶喪失
女主♡←←←←←←←←←←←男主
女主、男主をガン無視。傷心の男主が可哀想すぎる…誰か早く教えてあげてよ…真実を…
●記憶喪失中の女主、颜如山×律笺文CPのDEEP LOVEに触発される
女主→→→→♡←←←←←←←←←男主
颜如山×律笺文の縁結び以降、ドラマの中で一番、女主が男主にデレているように見える…表情も柔らかいし。男主に関する記憶がない女主のほうが男主にデレているとは、これいかに…。
●記憶が戻った女主、長老の事件後
女主♡←←←←←←←←←男主
長老の事件、あの一瞬で判断を迫られて苦渋の選択をしなければいけなかった男主に対し、女主が発した言葉…言い方よ…もうちょっと恋人である男主に寄り添った言葉を選べなかったのかな。女主のために自らの心臓まで差し出した男主に対して、あまりに冷酷すぎない?
≪女主に好感持ちにくい問題≫
そもそも、男主は最初っから女主のことが大好きで好き好きアピールしまくり・尽くしまくりだけど、女主側の気持ちがどうも見えにくい。無表情だし。言葉がキツくて冷たいし。なんだか男主が可哀想になってくる。
女主が鉄面皮キャラになった理由を早めに示すほうが、説得力が増し、女主への感情移入もしやすいのでは…?
女主はほとんど笑わず、発する言葉も冷たく、人当たりがよいタイプではない。でも、実は心根はとても優しく、男主のことを憎からず想っている。…これが女主の基本的な人物像のはず。
でも、女主の「冷徹な面」ばかりが目立って、「一見分かりにくいけど言葉にしないだけで内面は優しく、男主のことを特別に想っている行動をしていて、そのことを男主も気づいていて、ギャップ萌えで更に女主のことを好きになる」といった描写の積み重ねが不足している気がする…。
ていうか、男主に対する女主の態度、記憶喪失の時が一番良いって、どういうこと??しかもラブラブな時は一瞬で終了しちゃったし…。
→お面にまつわるエピソード追加希望
主CPがお祭りデートした時に女主が男主にプレゼントしたお面は、大切な愛のメモリーアイテム。
そんな大切なお面の持ち主が変わっていく経緯を描くことが疎かにされているのが歯がゆい…。ドラマを見ていて「え?いつの間にお面が男主の手に?」とか逐一ひっかかっちゃうのがプチストレス。些細なことかもしれないけど、こういうことを丁寧に描いていくことが大事。小さなことからコツコツと!(BYきよし師匠)
※↓水色の追加希望シーンは、私が(こういうシーンがあれば良いのになぁ)と考えついた妄想なので、原作アニメで実際に描かれているかは不明なのであしからず
5W1H(When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、 What(何を)、 Why(なぜ)、How(どのように))といった状況描写の場面をもっと丁寧に示していくことが重要かなと思う。
このドラマをジグソーパズルに例えると、とても大きくて美しい絵が描かれているけど、ところどころピースが欠けているような感じなんだよなぁ…。
◼️ドラマの視聴前、私が勝手に抱いていたイメージ↓
主CPの恋愛を主軸としながら、3組のCPの縁結びを順に行っていき、成就の都度、ラブラブ縁結びパワーを注入してもらいながら強くなっていき、敵に立ち向かう…そういう感じだと思ってた…
◼️最終回を見た後に私がドラマについて感じたこと↓
最早疑問だらけwwww
★説明不足その⑤・最終回
最終回、一体全体どういうこと…?よくわからんのだけど。意味がよく理解できない結末で締めくくりとなってて、困惑しかない…。
ラスボスを倒すために男主はお亡くなりに、女主は力を使い果たして、新しい苦情树から記憶喪失状態で少女の姿で出てきたけども。縁結びしてきた3組のCP、時間が巻きもどって新たに関係をやり直してハッピーハッピーオッパッピーな様子だけど、あれは別時空の話…?そしてなぜか男主登場…あれはどういうこと…?お元気そうだけど。
最後の主CPの会話はどういうこと…?「27年」て何か特別な意味があるの?女主が男主を引き留めるための幻の中でも「27年」て言ってたけど…。
わからない…謎だ…謎しかない…
※番外編について(2024/6/18追記)
訳わかめの最終回に困惑しまくりだったけど、最終回配信の翌日になって、本国のほうで番外編(約10分)が配信された。(6/18国際版でも配信済)
なんと、現代バージョン。皆さん転生なさったということかな。主CPや各CP、それに石姬も皆幸せそうに生きていて、皆に囲まれ、最後に男主が女主に求婚するストーリー。ちゃんとストーリーもしっかりしてるし分かりやすい!←
正直、本編は話が飛び飛びで(ここはこういうこと?)と推理して、いちいち脳内補完しなきゃいけなかったけど、この番外編はちゃんとした構成になってるし、温かでハッピーな空気が充満してる。これよこれ、こういうのが見たかった…。
本編最終回の終わりかた、どうにも無理くりの突貫工事感が拭えなかったけど、これが本来放送したかったエンディングよね…たぶん。
あのー、国際版アプリの方にも配信お願いします…。と思ってたら、6/18に配信済。良かった~。
なにはともあれ、36話完走!イケメン達への萌えでなんとか走りきった…w